メンタルヘルス

【5分要約】Vol.9_反応しない練習

こんにちは、GOMIE(ゴミー)です。
 
今回取り上げる本は、『反応しない練習』です。
過酷なストレス社会で生きるビジネスマンなら絶対読んでおきたい一冊ですが、内容の軸となるのはブッダの教えです。人間の悩みの本質は、ブッダが人々の悩みを解決しまくっていた2500年前から変わりません。そんな普遍的なブッダの思考を現代版にアレンジした本書を、今回も5分で読めるように要約していきます。

 

著者情報

 草薙 龍瞬(僧侶)




・東京大学法学部卒業。シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧のもとに出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。
・現在、インドで社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を伝えるため活動をしている。
・本書以外にも『これも修行のうち。』、『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』を出版。
 

 

 

悩みは反応から生まれる

早速本書の結論ですが、
 
「すべての悩みは反応から生まれる」ということです。
 
つまり、人の悩みは起きた現象ではなくて、心の反応から生まれるんだということです。
 
例えば、朝の満員電車ってイライラしますよね。満員電車=イライラと自然に繋がると思いますが、ブッダはそれは間違いだと指摘します。たしかによく考えると、満員電車に乗ってる全員がイライラしてる訳ではないですよね。
 

 
つまり、同じ環境でも捉え方次第で悩みの大きさは変わるのです。上司から怒られて落ち込む人もいれば、「あ、これ飲み会のネタになるな」と思う人もいる訳です(笑)
 
だから本書では「無駄な反応をしない練習をしよう。そうすれば悩みはなくなる。」と語られています。そんなこと言われても、急に反応しないとか無理だよと思われると思いますので、ここからは具体的にどうしたら良いかを解説していきます。
 
 

無駄な反応をしないためにどうすべきか

まず、無駄な反応をしないために知っておくべき大前提があります。
 
それは「世の中の大半のことは判断しなくていい」ということです。
 
私たちは、目の前の情報に判断を下し過ぎています。それは人間は、何かを判断して着地できた気分になると安心する生き物だからです。また、それを仮にSNSなどで呟けば誰かが賛同してくれて承認欲求も満たすことができます。
 
しかし、そんな無駄な判断こそが無駄な反応を生んで、回り回って心に根深い悩みを生んでいます。ただ、全く判断しないことは現実的にできませんので、すべての情報を判断しなくて良いという大前提をご理解頂けたら、次の反応するかどうかを仕分けするステップに進みましょう。
 
 

反応するかどうかの仕分けをする

私たちはどんな情報に反応すべきなのか。その基準はシンプルで、「自分にとってプラスになる情報かどうか」です。例えば、仕事で言えば、反応することで自分の仕事が前に進むかどうか。
 
要注意なのは、例えば、偉い人が言う独り言などです。そういう時は、偉い人の中でも整理できていないけど、何か指摘したいみたいな全く得しないケースが多いです。なので、質問なのか依頼なのかよく分からない時は全スルーしましょう。仮にスルーされて本当に困る内容であれば、声を掛けてくるはずです。
 
逆に、その独り言が仕事を進める上でチャンスになりそうなら飛び付いて下さい。重要なのは、条件反射的に反応する前に一旦立ち止まって仕分けをするということです。
 

 
 

反応してしまった時の対処法

ここからは不覚にも反応してしまった場合の対処法について解説します。本書の中で特に重要だと思ったのは、以下の2つです。
 
①観察する
②書きなぐる

 
まず①の観察するですが、「頭の中に悩みが生まれてきたら、その悩みを第三者的な視点で眺めてみる」ということです。例えば、上司に嫌味を言われてイラッとした場合、引きずってその後全然関係ない人にイライラをぶつけてしまう、これが最悪のパターンです。
 
この一連の流れの中に、自分を観察して「うわ〜いま自分イライラしてるなあ〜」と、まるで自分とは別人になったような感覚で自分に語りかけてみて下さい。人の感情に関する研究でも言われていますが、突発的な怒りの感情は6秒しか保たないので、一瞬でも自分を客観視できればかなりイライラが軽減されます。
 
そんな生温い方法じゃ怒りが収まらないって方は、②の書きなぐるを試してみて下さい。少し手間は掛かりますが、やり方はシンプルでイライラしたらその時感じたことを紙に書き出すだけです。ただ、職場など外で書きにくいのと、紙を落とした時にとんでもない悲劇を生むので、個人的にはスマホに打ち込むのが現実的だと思います。
 
・何に対して悩んでいるのか
・自分はどう考えているのか

 
これらを体裁を気にせず打ち込みまくります。実際やってもらえば分かると思いますが、打ち込み終わった時には悩んでいた事がどうでも良くなったりしています。また、書きなぐる時に大事なのが「自分はどう行動するのか」という具体的行動まで書くことです。次の行動が明確になるだけでもストレスが軽減されます。
 

 
一方、自分の力ではどうにもできないパターンもありますが、この時は残念ながらもう忘れるしかありません。ただ、書きなぐることで悩んでも仕方ない事を理解できるので、それだけでもモヤモヤ考えている時よりよっぽど踏ん切りがつきやすいです。
 
というように、軽い悩みなら①観察する、もう少しディープな悩みなら②書きなぐることで、悩みが大きくなるのを防げるかと思います。
 
 

最後に

最後に補足ですが、本書では「結局人生のゴールは納得なんだ」という究極的な事が語られています。
 
つまり、人生の成功って年収数千万とか美人な奥さんと結婚するとかみんなが色々言う訳ですけど、ブッダによると「よし、自分の人生これでOK」と思えば、その時点でOKなんだということです。「いやいや、君なんて年収も低いし、顔も良くないから、まあ良くて50点くらいでしょ」なんて外野から言われる権利は誰にもないのです。
 
結局、幸せな人生を送れるかどうかは自分が自分の人生に納得して、自分を好きでいられるかだけなんです。もちろん考え方は人それぞれ違うので、みんな違ってみんな良いわけです。今もし周りの人と比べて落ち込んでいる方がいれば、この記事を読んで少しでも前向きになって頂ければ嬉しいです。

 
 
今回は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今後も仕事や人生に役立つ情報をどんどんアップしていきますので、覗きにきてください。
 
ではまた!