本要約

【5分要約】Vol.23_人生の勝算

こんにちは、GOMIE(ゴミー)です。
 
今回取り上げる本は、あの注目の若手起業家の前田裕二さんが、自身の壮絶な人生について語った『人生の勝算』です。今回も5分で読めるように要約していきます。

 

著者情報

 前田 裕二
(SHOWROOM株式会社 社長)

・2010年に早稲田大学を卒業後、UBS銀行に入社。2011年からニューヨークに移り、北米の機関投資家向けにエクイティセールス業務に従事。
・その後、DeNAのファウンダー南場智子氏にヘッドハンティングされ、2013年5月 DeNAに入社。
・同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。2015年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。同月末に合弁会社化。現在は、SHOWROOM代表取締役社長として事業を率いる。
 

 

はじめに

まず、本書に書かれている前田さんのエピソードをご覧下さい。

・8歳で両親を亡くして路上ライブで生計を立てた
・バスケ部の朝練が始まるまで新聞配達をしていた
・就活の自己分析のために30冊以上ノートを書いた
・外資系投資銀行に勤めていた時は毎朝4時半〜5時に出社。休みなく働きトップ営業マンに
・通勤用の自転車のサドルが盗まれた時、「立ち漕ぎで走るとスピードが出て5分早く会社に着いて仕事ができる」と考え1年間その状態で通勤していた
・ニューヨーク勤務時も誰よりも早く出社、遅くまで仕事をして「クレージー裕二」の異名をもらう

どうですか?もう、前田裕二クレイジーすぎますよね(笑)
 
このようにお話ししたいポイントが本書にはたくさんあるのですが、今回は中でも重要なポイント3つに絞って解説していきます。
 
 

ビジネスは絆

前田さんは子供の頃、ご両親がいないことやお金がないことで本当に苦労します。そして、「先天的な要因で人生が決まるのは嫌だ。絶対に努力して見返してやる」というモチベーションが芽生え、お金を稼ぐことを決心します。しかし、もちろん8歳の子供なんてどこも雇ってくれません。
 
そんな時、親戚からもらったギターを見て、路上ライブで稼ぐことを思い付くのです。
 
最初はオリジナル曲を歌いましたが、お客さんはほとんど立ち止まってくれませんでした。そこで8歳の前田少年は考えて、「子供が知らない曲を歌っても近寄りがたい。知っている曲の方がみんな聞きたいんじゃないか」という仮説を立てます。当時流行っていた曲のカバーを歌ってみた結果、少しずつお客さんが増えていったのです。
 
しかし、売り上げはまだ一日500円でした。
 

前田少年はまた仮説を立てます。それは「葛飾区の人はお金を恵むほど余裕がないのではないか」というもの(葛飾区の人すみません!)
 
そこで港区に移動して歌ってみましたが、今度はお客さんが立ち止まらないという壁にぶち当たります。街行く人を観察してみるとキレイな大人っぽい女性が多く、雰囲気も少し違うことに気が付きます。
 
そこで松田聖子・テレサテン・美空ひばりなど、彼女たちにマッチしそうな往年の名曲を選曲しました。すると、小学生でそんな曲を知っていることに驚いた人が興味を持ち、半年後には月10万円ほどギターケースに入るようになったのです。
 
ちなみにこれ8歳です。仮説の立て方や行動力、すごすぎませんか(笑)
 

さらに、この話は「絆の大切さ」も教えてくれるエピソードでもあるのです。ある日40代の女性から「”白いパラソル”って知ってる?」と曲のリクエストをされ、前田少年はこう答えます。
 
「今日は歌えませんが、来週の同じ時間にもう一度この場所に来てもらえませんか?」
 
そして約束通り、1週間後に一生懸命練習した”白いパラソル”をその女性の前で歌いました。すると、感激したその女性はなんとギターケースに1万円を入れてくれたのです。
 
ここには「ストーリー性」という大事な学びが隠されています。前田少年が歌った”白いパラソル”は、この女性にとって特別なものになったのです。

・自分のために1週間必死に練習してくれたんだろうな
・どこで曲を覚えたんだろう
・楽譜はどうしたんだろう(お金もないだろうに…)

大事なのは歌の上手い下手ではなく、共感のストーリーから人との絆が生まれ、そこに価値が生まれるということなのです。そして、この絆が集まったものこそがコミュニティーであり、ビジネスで絶対に欠かすことができないことを前田少年は学んだのです。
 
 

見極めてから掘る

2つ目は、大きな成果を出すためには「見極めてから掘る」ということです。
 
例えば、お宝(目標の例え)が眠る山を掘って割り当てるレースがあったとします。多くの人は山の端からコツコツと掘り始め、仕事してる感だけをきちんと味わい、思考停止で掘り続けます。そして、だんだん疲れてきて「ここには宝がないのかもしれない」といった不安が頭をちらつき、挫折してしまうのです。
 

一方、前田さんはまずお宝がどこに埋まっているのか、どうしたら効率的に掘れるのかを徹底的に考えます。
 
山の麓に住む長老にヒアリングしたり、実際に採掘できた地元の人に会ってみたり、あらゆる手を使って効率的な方法を探すのです。そして、AからZの採掘地点のうちCとDに宝が埋まっている可能性が高いと見極めると、他はすべて捨ててCとDを掘ることに全力を注ぎます。
 
これは以前要約した「イシューからはじめよ」と全く同じことを言っており、前田さんもこの「見極め」こそがビジネスでの成功のカギだと主張しています。モチベーションが続かない人の多くは、この見極めの時点でどうしても甘くなっていることが多いですので意識してみて下さい。

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人生のコンパスを持つ

幸せになるために何よりも大切なのが、「人生のコンパス」です。このコンパスとは、自分の人生の中で何が一番大切かといった「価値観」のことです。
 
例えば、前田さんのお兄さんのコンパスは「家族」です。結婚をされており子供は2人います。仕事を早く終わらせ家に戻り、子供と一緒にゲームをしたり、公園で遊んだりしています。このようにお兄さんは、他のどんなことよりも「家族との時間を大事にする」と決めています。
 

一方で、前田さんは1日のほとんどの時間を仕事に明け暮れる人生を選択していますよね。あなたはどちらの方が憧れますか?
 
これ、どちらが正解で不正解とかはないんですよね。自分の人生において何が一番大事かという価値観って、食べ物の好き嫌いみたいなもので人それぞれだからです。
 
では、唯一不幸なのは何かというと「自分のコンパスを持っていない」ことです。やる気が続かなかったり、誰かを羨ましく思ったり、隣の芝が青く見えてしまう時には、一度自分のコンパスって何なのかを考えてみてほしいと思います。
 
 

最後に

前田さんの壮絶な人生や圧倒的な努力、これらを正直5分では伝えきれませんでした。以前要約した「メモの魔力」もですが、個人的には本書がかなり好きで、いつも読むと「あ〜もっと頑張んないとな」と思わされます(すっかり前田さんのファンになってしまった僕は、やる気の出ない日に前田さんのアナザースカイも何度も見てました笑)
 
過去は変えられないけれど、捉え方一つで後天的に人生は変えられることを教えてくれる「人生の勝算」。ぜひ実際に手に取ってみて頂きたい1冊です。

 
 
今回は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。今後も仕事や人生に役立つ情報をどんどんアップしていきますので、覗きにきてください。
 
ではまた!